自己分析が進まない30代社会人へ。
転職サイトを開いては閉じ、SNSのキラキラ同世代にため息──そんな夜、ありませんか?
「何か変えなきゃ」と思うのに具体的な行動に移せず、ブックマークだけが増えていく…。
私も3社目の転職で 入社6か月退職 を経験し、「自分の軸が空っぽだった」と痛感しました。
そこで今日は 10分で試せる質問リスト10選 を公開します。
- なぜ自己分析でつまずくのか
- コピペOKの質問テンプレ
- 考えを深める3つのコツ(ChatGPTの活用方法付き)
“自分は何に満たされるのか” を一緒に見つけてみませんか。
なぜ今、自己分析が必要なのか
やりたいことがわからないのは「自分軸」が曖昧だから
やりたいことがわからない、何を選べばいいのかわからない。
そんな悩みを抱える社会人は少なくありません。
副業や転職、起業など選択肢が増えた今の時代は、情報が多すぎてかえって迷ってしまうことも。
その原因の一つは、「自分軸」が曖昧なまま、外の情報を集めようとしていることです。
本当に自分が大切にしたい価値観や、どんな働き方が心地よいのかがわからないままだと、どれだけ選択肢があっても決め手が見つかりません。
だからこそ、自分自身の気持ちや価値観に向き合う「自己分析」が必要なのです。
転職・副業の選択肢が増えた今、自分軸を持つことが大切な理由
昔は「会社に入って働き続ける」が当たり前でしたが、
今は転職や副業、リモートワークなど、働き方の選択肢がどんどん広がっています。
選択肢が多い時代だからこそ、
- 何を基準に選ぶのか
- 何を大切にして働きたいのか
自分軸がなければ、情報に流されてばかりになってしまいます。
自己分析は、選択肢を狭めるためではなく、
「自分が本当に満たされる働き方」を選ぶための土台です。
今の時代だからこそ、迷わずに選ぶためには「自分を知ること」が大切なのです。
自己分析が進まない理由|社会人にありがちな3つのつまずき

自己分析が大切なのは分かっていても、いざ取り組んでみると手が止まってしまう。
本やツールを使ってみたけれど、なんとなくしっくりこない。
そんな経験はありませんか?
ここでは、社会人が自己分析でつまずきやすい3つの理由を紹介します。
自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
情報が多すぎて混乱する
転職、副業、資格、起業…。
選択肢が多すぎる今、ネットやSNSで情報を集めれば集めるほど、逆に迷ってしまうことがあります。
「これも良さそう」「あれも気になる」と思いながら、結局何を選べばいいのかわからなくなってしまう。
情報収集ばかりが先行してしまい、自分の気持ちが置いてけぼりになってしまうのがこのパターンです。
自己分析ツールや本がしっくりこない
自己分析に関する本やツールはたくさんありますが、
「質問が抽象的でうまく答えられない」
「診断結果を見てもピンとこない」
と感じたことはありませんか?
これは、質問が自分の状況や悩みに合っていないことが原因です。
いくら自己分析をしても、今の自分に合った問いかけでなければ、心に響かず、考えが深まりません。
他人目線で考えてしまう
自己分析をしているはずなのに、
「周りに馬鹿にされそう」「SNSで見るあの人はあんないい暮らしをしているのに自分は・・・」
と、他人の目線を意識してしまうことがあります。
本当は「自分がどうしたいか」を考える時間なのに、
「こう見られたい」「こうあるべき」という外からの視点に引っ張られてしまう。
これも、自己分析が進まない大きな原因のひとつです。
この3つのつまずきを意識しておくだけでも、自己分析の進め方が変わってきます。
次は、そんな悩みを乗り越えるための質問リスト10選を紹介します。
自己分析が進まないときに効いた質問リスト10選
ここからは、やりたいことがわからない、情報に振り回されてしまう…そんな社会人が自分軸を見つけるために役立つ質問リストを紹介します。
「自分は何を大切にしたいのか」「どんなときに満たされるのか」を考えるヒントとして活用してください。
やりたいことがわからないときに効く質問(1〜5)
- 最近、仕事でどんなときに一番疲れた?
→ 苦手なことや、自分に合っていない働き方が見えてきます。 - 逆に、少しでも楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?
→ 大きなことでなくても、心が動いた場面を思い出すことが大切です。 - もし1週間だけ自由に仕事を休めるとしたら、何をしたい?
→ 日常から離れたときに出てくる「本当にやりたいこと」のヒントになります。 - 他人からよく褒められることや頼まれることは?
→ 自分では気づいていない強みや得意なことが見えてきます。 - これまで挑戦したことで「またやってみたい」と思ったことは?
→ 一度でも達成感や楽しさを感じた経験は、キャリアのヒントになります。
理想の生活や価値観に気づく質問(6〜10)
- お金を気にせず働けるなら、どんな仕事をしてみたい?
→ 条件や環境を外したときに、自分がどんな働き方に惹かれるかがわかります。 - 10年後、どんな生活を送っていたら満足できそう?
→ 仕事以外のライフスタイルも含めた「理想の未来像」に気づく問いです。 - これだけは譲れない、働くうえで大事にしたいことは?
→ 場所、時間、役割、人間関係…あなたにとっての「心地よさ」の軸が見えてきます。 - 逆に、働くうえで絶対に避けたいことは?
→ ネガティブな側面から考えることで、より自分の価値観がクリアになります。 - 今の自分に一番足りないと感じていることは?
→ ここを明確にすると、次に何を取り入れたり、学んだりしたいかの方向性が見えてきます。
このリストを使って、一気に答えを出そうとしなくても大丈夫です。
気になった問いから、少しずつ言葉にしていくことで、自分の本音や価値観に気づくことができます。
質問リストの活用法|考えを深める3つのコツ
質問リストを使うときに、ただ答えを書き出すだけでは思考が止まってしまうこともあります。
ここでは、自己分析を深めるための3つのコツを紹介します。
自分の考えや気持ちを整理するために、ぜひ取り入れてみてください。
一人で考え込まず、声に出してみる
頭の中だけで考えていると、同じところをグルグルしてしまうことがあります。
そんなときは、声に出して話すことで、自分の思考を客観的に捉えやすくなります。
誰かに話すのが難しい場合は、一人で声に出すだけでもOK。
話しているうちに、「あれ?こんなこと思ってたんだ」と気づけることもあります。
ChatGPTなどのツールを使って自己対話する
一人ではなかなか考えが深まらないと感じたら、ChatGPTなどのツールを使って自己対話をしてみるのもおすすめです。
思いつくままの気持ちを入力すると、質問を返してくれたり、整理を手伝ってくれるので、まるでコーチと話しているような感覚で進められます。
たとえば、ChatGPTに質問リストを一問ずつ投げかけてもらい、回答ごとにフィードバックやまとめを返してもらうプロンプトを活用するのもおすすめです。
以下のプロンプトをコピーして使ってみてください。
以下の流れで自己分析をサポートしてください。
1. 以下の10個の質問を1問ずつ順番に出してください。
2. ユーザーの回答ごとに、簡単に共感やフィードバックを返してください。
(例:「なるほど、そう感じているんですね」「それは大切な気づきですね」など)
3. ユーザーが「わからない」「答えにくい」と感じた場合は、その質問は飛ばして次に進んでください。
4. 10問すべて回答が終わったら、ユーザーの回答内容から
・共通するキーワードや傾向
・今後のキャリアや働き方を考える上でのヒント
を簡潔にまとめて伝えてください。
5. 最後に、ユーザーが次に取れる小さな行動(例:「気になったことをメモに残す」「もう少し考えたい問いを深掘りする」など)を1つ提案してください。
【質問リスト】
1. 最近、仕事でどんなときに一番疲れた?
2. 逆に、少しでも楽しかった・やりがいを感じた瞬間は?
3. もし1週間だけ自由に仕事を休めるとしたら、何をしたい?
4. 他人からよく褒められることや頼まれることは?
5. これまで挑戦したことで「またやってみたい」と思ったことは?
6. お金を気にせず働けるなら、どんな仕事をしてみたい?
7. 10年後、どんな生活を送っていたら満足できそう?
8. これだけは譲れない、働くうえで大事にしたいことは?
9. 逆に、働くうえで絶対に避けたいことは?
10. 今の自分に一番足りないと感じていることは?
なお、ChatGPTやプロンプトの使い方を詳しく知りたい方は、下記の記事を合わせてご確認ください。

書き出した答えを時間をおいて見返す
その場で完璧な答えを出そうとせず、一度書き出したら、少し時間をおいて見返すことも大切です。
1週間後に見返すと、また違った気づきがあることも。
「今の自分はこう考えているんだな」と受け止めることで、少しずつ自分の輪郭が見えてきます。
まとめ|自分軸を知れば、選択肢に振り回されなくなる

副業、転職、起業。
今の時代は選択肢が多いからこそ、迷ってしまうことも増えました。
「どれが正解なのか」と考えるほど、情報に振り回されて、かえって動けなくなることもあります。
そんなときに大切なのが、自分軸を持つことです。
自分は何に満たされるのか、どんな働き方が心地よいのかを知っていれば、外からの情報に惑わされずに、自分にとって納得できる選択ができるようになります。
そのためには、自己分析を通じて、
- 自分が何を大切にしているのか
- 何を避けたいのか
- どんな未来を描きたいのか
を問いかけ、言葉にしていくことが第一歩です。
一気に答えを出す必要はありません。
今回紹介した質問リストや活用法を使いながら、少しずつ自分の輪郭を描いていってください。
そうすれば、どんな選択肢の中でも、自分らしい道が見えてくるはずです。