「仕事、何がしたいかわからない…」「このまま今の職場にいていいの？」「でも、いきなり転職するのはちょっと怖い…」そう思う方は多いかもしれません。
実は、無理に答えを出そうとせず、自分のモヤモヤを言葉にすることから始めることで、次の一歩が自然と見えてきます。
この記事では、週末の30分でできる「仕事のモヤモヤ整理術」をご紹介します。私自身の失敗談を交えながら、自分に合ったキャリアを見つける第一歩として、自己対話の方法や無料カウンセリングの活用法についても解説します。
やりがいが見つからない…30代女性に多い「仕事のモヤモヤ」とは
20代の頃はがむしゃらに働いてきたけれど、30代に入ってふと立ち止まったとき、「私、このままでいいんだっけ？」と感じることはありませんか？
目の前の仕事はこなせているし、大きな不満があるわけでもない。
だけど、どこか心が満たされない――そんな“モヤモヤ”は、30代の多くの女性が抱えている共通の感情です。
ここでは、その背景や、陥りがちな思い込みについて整理していきます。
頑張ってきたのに「このままでいいの？」と思ってしまう理由
30代は、ある程度のスキルや立場を得て、自分なりの方法論で仕事をこなせるようになる時期。
一方で、「もっと成長したい」「本当に自分に合った仕事って何だろう」と、内面と向き合うタイミングでもあります。
さらに周囲を見渡すと、転職やフリーランスになったり、起業してキラキラしてる友人や、出産・育児など、さまざまなライフイベントを経験する同僚が増えてきて、
「自分だけ取り残されているかも…」と焦りを感じること場面にも多く出くわします。
こうした状況が重なると、「このままでいいのかな？」という漠然とした不安や違和感につながりやすくなるのです。
「やりたいことがわからない」はかっこ悪くない
周りと比べて「やりたいことがわからない」と感じている自分を、なんだがかっこ悪いと思っていませんか。
でも、それは決してかっこ悪いことではありません。
社会人として真面目に働いてきたからこそ、立ち止まって“これからの自分”に悩むのは自然なことです。
むしろ、何も考えずに惰性で働き続けるほうがリスクになることもあります。
「わからない」と思えるのは、今の働き方を見直したいという前向きなサイン。
このタイミングを、自分自身と向き合うチャンスとして活かしていきましょう。
焦って転職しないで！私が「自分と向き合わずに転職して失敗した話」
私は30歳という節目で、まさに仕事への閉塞感や「このままでいいのか？」という問いに直面しました。
仕事はあまり好きじゃないけど、年齢とともに責任が増えていくという状態に違和感があり、新しいチャレンジを求めてベンチャー企業に転職。
しかし実際に飛び込んでみると、期待していた「新しさ」や「刺激」だけではなく、想像以上のしんどさや、自分の強みが活かしきれない状況に直面しました。
結果的に「自分はある程度ととのった環境で、責任をしっかり果たすことに向いていた」と気づき、転職前にもっと「ジョブ・クラフティング（今の仕事の中で役割や働き方を調整すること）」を試してもよかったと後悔しています。
もし今、同じように悩んでいる30代の方に伝えるとしたら、無理に環境を変えようとするより、自分の強みや価値観を深く知ることから始めてみてほしいです。
まずは週末30分でOK！「仕事のモヤモヤ」を整理するステップ3つ
「仕事で何がしたいかわからない」と感じている時、無理に答えを出そうとすると、かえって混乱してしまうことがあります。
そんなときは、“はっきり答えを出す”のではなく、“モヤモヤを整理する”ことから始めてみましょう。
ここでは、週末30分あればできる「モヤモヤ整理ステップ」を3つご紹介します。
①「どうなりたいか」ではなく「何が嫌か」を書き出す
「やりたいことは？」と自分に問いかけても、明確な答えが出ない人は少なくありません。
そんな時は、逆に「今の仕事で嫌なこと」「疲れる瞬間」「不満を感じる場面」を具体的に書き出してみてください。
「定型業務ばかりで飽きる」「成果が見えづらくて虚しい」「人との距離感が近すぎて疲れる」など、どんな小さなことでも構いません。
“嫌なこと”を明らかにすることで、「自分にとって大事なこと」が自然と見えてきます。
②「自分だけで考えない」ためにツールを使ってみる
頭の中だけで考えていると、同じところをグルグルしてしまいがちです。そんなときに役立つのが、外部の視点を得るためのツールやサービスです。
たとえば、ChatGPTに「今の仕事のどこにストレスを感じているか整理したい」と入力すると、自動的に質問を返してくれるので、自己対話のサポートになります。
また、最近はお試しで利用できるコーチングやカウンセリングサービスも増えてきたので、そういったサービスを試して見るのもおすすめ。
「話すことで見えてくる」ことは、想像以上に多いです
③小さな行動に落とし込む（例：1日1回、気になる求人を見る 等）
モヤモヤを整理した後は、1つだけアクションを決めて明日からの行動に取り込んでみるのがおすすめです。
たとえば
- その日に感じた“よかったこと”と“しんどかったこと”をメモする
- 気になる仕事・働き方の記事を1本読む
- 職場以外の人と話してみる（家族、友人、SNSなど）
- カフェで仕事ノートを広げて今の気持ちを書いてみる
など、10分程度でできる行動でOK。
“何か始めた”という実感が、不安や停滞感をやわらげ、行動の連鎖につながります。
完璧な答えを探すより、「一歩動くこと」で状況が少しずつ動き始めます。
【自分と向き合う】ために使える無料ツール・相談先
自分と向き合おうとするとき、気づかないうちに視野が狭くなっていたり、同じことをぐるぐる考えてしまったりすることがあります。
そんな時は、ツールや他の人の力を借りて、自分の気持ちや考えを整理するのも有効な方法です。
この記事では、自分の内面を整理するのに役立つ無料のツールや、気軽に試せる相談サービスをご紹介します。
ChatGPTでできる自己対話ワークの例
一番気軽に試せるのがChatGPTを使った「自己対話ワーク」です。
紙に書き出すのが苦手な方や、ひとりで考えると堂々巡りになってしまう方におすすめです。
ChatGPTに「仕事のモヤモヤを整理したい」と入力するだけで、深掘りしやすい質問を返してくれるので、まるで“自分専用のコーチ”のように活用できます。
さらに、音声入力も使えるので、「考えがまとまっていなくても、そのまま声に出して話すだけ」でも大丈夫。
AIが自然に受け止めてくれるので、思考整理のハードルがぐっと下がります。
もっと具体的なやり方を知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
音声入力の活用法や、すぐに試せる質問例を詳しく紹介しています。
転職すべきか迷う30代女性へ｜ChatGPTでできる自己分析ワーク【具体手順】
感情の整理や思考の棚卸しができるので、「なんとなく不安」を言語化する一歩として非常に役立ちます。
たとえば、
- 「最近仕事でどんなときに疲れた？」
- 「逆にちょっと楽しかった瞬間は？」
などの問いかけに答えることで、自分の価値観や感情に気づくことができます。
コーチングやカウンセリングをお試しで利用してみる
最近は転職ありきではない、キャリア相談にのってくれるサービスも増えているので、そういったサービスを使ってみるのもオススメです。
私は34歳で再度キャリアに迷う時に、ポジウィルキャリアの無料体験を利用してみました。
「何から始めればいいかわからない」といった状態でとりあえず申し込んでみたのですが、
自分の幼少期からの価値観を深掘りしてくれて、視野や視点がとても広がりました。
もっと詳しい体験談や、相談の流れが気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。
実際に受けた相談内容や、どんな気づきが得られたかを詳しく紹介しています。
ポジウィル無料キャリア相談の流れと体験談｜30代女性が受けたぶっちゃけレビュー
実際の体験者からも「話していく中で本音に気づけた」「押しつけがなく安心できた」といった声が多く寄せられていますので、気になる方は無料体験を受けてみてもいいのではないでしょうか。
まとめ：「何がしたいかわからない」ままでも、大丈夫。
「やりたいことがわからない」「この先どうしたらいいかわからない」。
そんな風に感じている自分に、不安や焦りを抱いてしまうのは自然なことです。
でも、はっきりとした答えが出ていなくても、立ち止まって考えている時点で、すでに大切な一歩を踏み出しているとも言えます。
模索しながら少しずつ動くことで道が見えてくる
明確なゴールが見えなくても、「今感じていることを書き出す」「気になるサービスに登録してみる」「誰かに話してみる」
そんな小さな行動の積み重ねが、やがて大きな気づきにつながります。
大きな変化を求めることより、完璧な答えを出そうとするより、「ちょっとやってみる」ことの方が、未来を動かしてくれる力になります。
あなた自身の納得感を大切にしよう
他人と比べたり、「こうあるべき」に縛られたりして、自分の気持ちを置き去りにしていませんか？
大切なのは、他人がどう思うかよりも、あなた自身が納得できるかどうか。
自分にとって心地よい働き方や選択を大事にしていけば、少しずつ「これが自分の道かもしれない」と思える瞬間がやってきます。
焦らず、自分のペースで。
“わからない”という状態に優しく寄り添いながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。